2020年になり時代も平成から令和へ。
多様化が劇的に加速する環境の中で若い人を中心に価値観が変わりつつある、というか確実に変わった。
僕が20代だった1997年頃は仕事というのは、好き嫌い抜きにして僕や周りの友達のほとんどが仕事に対する思いというか、価値観ってのは第一に「稼ぎたい」「生活のため」「いい暮らしをしたい」「いい車に乗りたい」というのが大半だったと思う。
そんな状況ということもあり、人気の職業といえば専門職、公務員、沖縄だと米軍地基地もあるので軍雇用員という比較的給与の高い職業が人気でしたね。
今では人気の職業ランキングに全くランクインしないものばかり、、、
YouTuberも以前は職業として認められずにバカにされていたけど、今では市民権を得て人気の職業上位ですね。
やはり時代を大きく変えた立役者は「インターネット」であり、そのネット環境も加速的に整備普及され、誰でも様々情報に触れることができ、更にはネットビジネスで稼ぐ人も現れて自由に生きるライフスタイルを確立。
それ以外でも衣食住の充実で食べ物に困る事もなければ、一般的にはお金に困る事のない生活、息苦しい社会体制などがあり、今や仕事に求める価値というのは「稼げる仕事」から「価値を感じられる仕事」へと働く動機が完全に変化しつつある。
時代は徐々に変化し始め、それはやがて大きな波となる
2020年時点での40代〜60代の人のほとんどは毎日多忙な仕事環境の中で忙殺されていて、「人生を考えるヒマすらない」人達が多かったと思いますが、一部の人はこの厳しい労働環境、社会環境のオカシサに気づきだし「何のための仕事なのか?」「何のために生きているのだろう」と疑問を持ち始めます。
それで色々と「何か人生を良い方向へシフトできないか」と葛藤し模索した結果、一歩勇気を踏み出して会社に雇われることを辞めて自由に生きようと副業、多くはインターネットを介したネットビジネスを始めたりして、自分のために価値を見出せるものを探し実践してきました。
そんな中で成功した人たちは比較的、仕事に対する価値観は「稼ぐ」よりも「やりがいがある」とか「価値を感じる」という「価値主義」に近い人が多いかと思います。
また、一部を除き現在20代前後の若い子達は僕らと違い、生まれた頃には基本的に衣食住が整い、生活に大きく困ることもないので、ただただ稼ぐためだけに仕事を選ばず、自分が価値を感じる仕事を選んでいることが多いと思う。
つまり、「時代が違う」んです。
確かに強引な上司や嫌な人達と仕事したり、上司がやりたくない仕事を押し付けられたり、半強制的に酒の場に駆り出されたりと、まぁ、稼ぐ為にそんな嫌なことするなら自分が好きこのんで価値を見出せる仕事を選んだ方がよっぽどいいわけです。
頭の固い人は若い世代を「やる気がない「叱るとすぐ辞める」「付き合いが悪い」とすぐ愚痴るワケだけど、それは僕からすると「あなたもまず相手を理解するという基本的な努力が足りないのでは?」って思う。
このような様々な要素が相まって今の時代は稼ぐ主義から価値主義へシフトしているのだろうと感じますね。
ただ一つ言えるのは、誰が何と言おうと世の中を変えるような大きな波、「ダイナミズム」は一度動き出すと誰にも止められないものなんです。
だから今やるべきことは置かれた環境をあーだこーだと悪くいうのではなく、今あるこの環境に柔軟に適応してその時代時代にあった生き方をするのがベストではないでしょうか。
いつの時代も自分の信念を持つことが大事!
多様性に富む今の時代を楽しみながらも「自分の信念」を強く持ち、力強く進んだ者だけが見える景色というのは必ずあります。
ただ、時には自分の信念が邪魔をするときもあるので、その時は柔軟な対応をすることも大切。
必ずしも信念を曲げるのは「いけないこと」ではないのです。
孫子の兵法にもあるように、「時には逃げることも大切(時には信念を曲げることも大切)」ということ。
曲げ過ぎはどうかと思うけど、全てを勘案して信念を一時退却させることが良しとなるならば、必要に応じてベストな選択をしていくのが僕は経験上、良いと思ってます。
各自の考えがあると思うので、最終的な判断は自分でしっかり考えて後悔のないようにしたいですね。